こういう仕事をしてるとよく思われるのが、私は以前から健康でお手本となる人なんだと。
私の場合は全く違います!!(キッパリ)
そう、私は子供の頃から(厳密に言うと生まれたすぐから)重度のアレルギー体質だったり、病気ばかりして本当に体が弱かった。体で凄く悩んだ人なんです。子供ながらに普通に生きるのはこんなに大変なんだなーとか思っていましたから。
私が生まれてすぐの赤ちゃんの時に母の母乳が出なくて粉ミルクに変えたら粉ミルクにアレルギーが出て、出ない母乳を必死で出して凄く大変だったんだと今でも母が語るくらい。
大人になっても20代の時は最悪なことに皮膚のアレルギーが酷くなってしまって、特に顔に出てしまったので年頃なのに顔がただれたようになってしまったんです。人と会うのも億劫になり、お休みの日は皮膚科通いの日々。この辺りの皮膚科に片っ端から行きまくりました。
20歳くらいで顔が爛れて化粧もできず、寝る時も痒みと痛さで疼いて眠れず、あまりの辛さに涙が出てきてその涙が爛れた皮膚につくとしみて痛くて、、と本当に地獄のような日々でした。
アレルギーって当時は分からないことだらけだったので、どの病院に行ってもステロイドの塗り薬をもらうだけ。
とにかく酷かったのでもしかしたら膠原病かもしれないと大学病院で診てもらうことになったけどそこでも結局分からないと言われました。
おそらくアレルギーが原因だと思われる若年性の白内障になってしまい20代で白内障手術をしました。片目に人工の老眼レンズを入れてるので両目の度数に差がありすぎて長時間のパソコンや読書は今も辛いんです。
同じ頃に子宮筋腫ができて婦人科通いもしてましたし、今考えると免疫力がとんでもなく低かったんだと思いますが、常に風邪をひいてるような異常な状態でした。私の体で何が起こっているのだろう、頼れる人はもう誰もいないんだなと考えてました。
解剖生理学に強く興味を持ったのはこの頃からだったかなと思います。
とにかく生活習慣を変えなくてはと考えて食事にも気をつけるようになったんです。免疫力が大事だと腸内環境を意識しだしたり。そうやっていくとみるみるうちに体が変わっていきました。
皮膚のアレルギーは顔には全く出なくなりましたし、子宮筋腫もエコーにうつらないくらいに改善して先生から驚かれました。現在も毎年診てもらいますが問題なしです^^
子供の頃から体で苦労した私だから今があると思っています。健康で何不自由無い体に生まれていたらこんなに体のことを勉強したいとも思わなかったと思いますし、この仕事もしてたかわかりません。
お客様の辛さがわかる分、気持ちに寄り添ってあげられる。私の辛かった経験が役に立つ日が来るなんて当時は1ミリも考えませんでしたが、今となってはその経験に感謝できるくらいになりました。
こんな私だからできる施術をこれからもやっていこうと思います。